尾瀬の紅葉を見に行く旅行
尾瀬は日本一の高層湿原にして、800種の珍しい植物群の宝庫です。尾瀬といえば5月下旬から6月上旬までの、湿原のミズバショウが有名ですが、9月下旬に始まる紅葉のシーズンも、旅行プランにぜひお勧めしたい美しい風景を楽しめる季節です。
紅葉の時期の尾瀬は、尾瀬ヶ原の草紅葉が色づく頃から始まり、木々の紅葉、尾瀬沼の紅葉と彩りが移動していきます。尾瀬を愛するリピーターの中には、このタイミングに合わせて旅行する人もいるようです。
尾瀬にはいろいろな入山ルートがありますが、紅葉を楽しむ旅行であれば、代表的なルートは、戸倉から国道401号を通り、大清水駐車場を経由して尾瀬沼までの約7キロをいき、湖面に映る山肌を紅葉に染めた燧ヶ岳を見るコース。もう一つは、戸倉駐車場からマイクロバスで鳩待峠へ向かい、そこから徒歩で3キロ先にある山ノ鼻小屋へ向かうコースで、そこが尾瀬ヶ原の入り口になります。東西6キロ、南北2キロの大湿原が紅葉に染まる景色は、旅行好きならずとも感動すること請け合いです。
旅行者にもう一つのお勧め紅葉スポットは、吹割渓谷です。吹割渓谷は、数十メートルにも及ぶ断崖や、巨石が乱立するスポットで、旅行者に自然の荘厳さを知らしめています。東洋のナイアガラと言われる吹割の滝の周囲には、紅葉した木々と、旅行者が滝を上から眺められる観瀑台も設置されています。
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